消散性直腸肛門痛の症状

この消散性直腸肛門痛の症状を詳しく見てみましょう。

多くの場合、就寝中に突然、激痛が起こり、目が覚めます。しばらく(30分くらい?)苦しんでいると、いつの間にか消えます。夜中に途中で起こされるので、次の朝、目覚めが悪いです。

そして、不思議なことに激痛中に便意を感じ、(あんまり出ないけど)ムリヤリ排便すると楽になることがあります(ならないこともあります)。

これらの症状は、メルクマニュアルでは、肛門挙筋症候群として紹介されています。

メルクマニュアルより要約
・肛門挙筋の痙攣によって引き起こされる発作的な直腸痛。
・直腸痙攣は痛みを引き起こすが、痛みは典型的には排便と関連しない。
・20分以内の継続時間。
・痛みは、あたかも放屁や排便によって緩和するかのように感じる。
・重症例では、痛みは何時間も持続し、頻繁に再発する。
・通常、左側の挙筋に圧痛・緊張を認める。
・症状が激しい場合は、直腸下部直流電流刺激による理学療法が効果ある。
・局所麻酔による肛門括約筋のマッサージができるが、効果は不明。

痛み方は、激しい痛みだったり、鈍痛だったり、人によって結構差があるようです。

胡坐,腰かけ,車の運転、安静時にも痛みがおこる人もいます。
消炎鎮痛剤はほとんど無効とされていて、補助的に抗うつ剤,抗不安剤がやや有効といわれています。

また、原因も文献によって、肛門括約筋が問題だったり、肛門挙筋が問題だったり、いろいろ言われていて、まだ同定できていないようです。

 
腰臀部痛mini 消散性直腸肛門痛の症状 
 
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