陰部神経はなぜ不調になる?

では、なぜこの神経の通り道に障害が起こったのでしょう?

この神経のおおもとである仙骨神経が緊張することによって誘発されるとも考えられており、腰椎・骨盤疾患経験者が起こりやすいといわれています。

また、長時間座位を続けることによる骨盤底の圧迫も指摘をされています。
このことから、以下の経験がある人はこの病気になるリスクが高くなると考えられます。

①スノーボード、スケートボードや格闘技やコンタクトスポーツなど転倒によるお尻の打撲が頻

 繁に行われた経験のある人や、足を滑らせてお尻を強打した経験のある人。

②座り仕事、ドライバーのように骨盤底の長時間の圧迫によるうっ血や、筋肉の緊張をもつ人。

③腰椎捻挫など腰部・骨盤部の疾患の経験のある人。

陰部神経の通り道である内閉鎖筋の管(アルコック管と言います)の周辺は、仙骨から坐骨にかかっている仙結節靭帯、尾骨筋があるので、ここの緊張や変位に影響を受けます。骨盤の底は、骨盤隔膜というもので隔てられていますが、内閉鎖筋はこの膜に影響を受けます。骨盤、仙骨が歪むと、これらの構造が影響を受け、緊張したりするためです。
 
以上のことから、骨盤の歪みを正していけば、陰部神経の緊張を緩め、症状改善の手助けになると推測されます。また、神経ブロック療法を受けられている人にも、骨盤矯正との併用は、ブロック注射の有効率を高め、治癒率アップに貢献できる可能性があります。
 
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